ライターの質は人間力。外注で失敗しないためのライター選びのポイント
会社やビジネスの価値を伝えるためには、「ライターの質」を見極めて依頼することが重要です。
しかし、多種多様なライターがいる中、どのようなライターを選ぶべきか、頭を悩ませている経営者も多いでしょう。
「ライター選びに失敗した」という声もよく耳にします。
そこで、弊社独自の観点から、信頼できるライターの「質」について解説します。
質の良いライターは当たり前のことを「当たり前に」できる
まず、当たり前のことを当たり前にできることが、最低限のライターの質です。
では、「当たり前のこと」とはどんなことでしょうか?
弊社では「当たり前のライターの質」として、以下の3つを大事にしています。
- 報告・連絡・相談がスムーズにできる
- 適当な文章を書かない
- 日本語を綺麗に使える
文章にまとめてみると、間違いなくライターとして当たり前のことですが、実際にこれらをすべてしっかりできているライターは少ないです。
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
報告・連絡・相談がスムーズにできる
報告・連絡・相談がスムーズにできるのは、ライターとしてだけではなく、社会人としてとても重要です。
依頼段階で連絡のレスポンスは迅速か、コミュニケーションが円滑かつ相手に配慮した行動がとれるかは重要な判断基準になります。
とくに、納期が決められているクリエイティブの世界では、報告・連絡・相談が何よりも重要と言っても過言ではありません。
適当な文章を書かない
適当な文章とは、他のサイトから文章を無断で引用したり無駄に文字数をかせいだりするような文章です。
つまり、文章に対して誠実であるかないかとも言えます。
どのようなライターが文章に対して誠実であるかというと、「自分で調べる」ことができるかどうかです。
言い回しなどで違和感があったりわからなかったりすることがあれば、自ら調べ、執筆に必要な情報を的確にリサーチする。こちらも当たり前のことですが、一つの言葉の言い回しに違和感を覚えて一つひとつ調べるライターさんというのは少ないです。
弊社でもライターを採用していますが、違和感をそのままにするのは、文章に携わる者として信頼に欠けると考えています。
日本語を綺麗に使える・使う努力をする
基本的な文章力・国語力として、てにをはや主述関係などを理解し、正しく意味が通る文章を書けることは必須です。
ただし、日本語はとても難しく、誤った使い方で浸透している言葉などもあります。そのため、多少の日本語のミスは誰でもあるものだと考えています。
ここで大事なのは「日本語を綺麗に見せる努力をするかどうか?」です。
例えば「頂く」と「いただく」では、意味が異なります。「頂く」は食べたり飲んだりする行動の謙譲語として使われる言葉で、「いただく」は「お越しいただく」などの補助動詞の尊敬語として使います。
実際には、ひらがなであっても漢字であっても読者に意味は伝わるでしょう。
ただ、ライターとして大事なのは「あれ?この頂くってこれで使い方あっているのかな?」と考えられるかどうかです。
知らずに間違ってしまうのか、調べた上で間違ってしまうのか、この意識があるかないかが努力の部分です。
また、弊社ではSEOのみを重視しているライターを、良いライターとはしていません。
弊社が考える「文章の質」は、「日本語としてきちんと伝わるもの」であることです。
どんなにアクセスを集める文章も、専門性の高い文章も、わかりにくければ読んでもらえません。
読まれなければ、集客や売上、会社への信頼などの成果にはつながらないのです。
例えば、SEO記事は、検索上位に上げるために、特定の言葉や内容を無理に入れ込むことがあります。そのため、読みにくい記事も多く散見されます。
途中で離脱されれば、検索順位がいくら良くても成果にはつながりにくいでしょう。
本質は、最後まで読み進めてもらい、魅力が伝わって集客や購入をしてもらうことにあります。
読み手にとって読みやすく、理解しやすいようにまとめられていることが質の高い文章と言えるでしょう。
ライターの質は「人」としての質
「何を大切にして執筆しているのか」ライターの価値観を知ることは、依頼する上でとても重要です。
自社の考え方と合うかどうかで、より満足度の高い文章を提供される可能性が高くなります。
例えば
- SEOが得意で、検索上位表示を強みとするライター
- SEOの知識を活かし、依頼者側の「こうしたい」という思いをくみ取るライター
であれば、あなたはどちらに依頼するでしょうか。
依頼する会社により、何に重きを置くかは異なります。
とにかく検索で上位表示させることだけが目的なら、前者で適当かもしれません。
ただ、「最後まで読んでもらえる記事」「思いをしっかりと届けたい」と要望されるのであれば、強みや知識を活かしながら、要望に柔軟に取り組めるライターが適任と言えるでしょう。
ライターはあくまで黒子、支える存在です。
依頼者側の要望や大切にしていることを大事にし、かつ綺麗な日本語でわかりやすく伝えられることが、ライターとしてあるべき姿だと弊社は考えています。
「信頼できるライターに外注したい」そう考えているのなら、ぜひ弊社にご相談ください。
名城 政也/Masaya Nashiro
琴線に触れる株式会社 代表取締役