ストーリーテリングの手法とは?オウンドメディアへの活用方法を紹介
オウンドメディアで使えるのが、ストーリーテリングの手法です。
どのような手法があるか知っておくと、オウンドメディアの運営でも役に立つでしょう。
そこで代表的なストーリーテリングの手法について紹介します。
自社で使える内容があるか、ぜひチェックしてみてください。
ストーリーテリングの手法
物語を使って相手に深い印象を与えるのがストーリーテリングです。
ストーリーテリングは、マーケティングの手法としてもよく使われています。
心を動かすようなストーリーなら、読み手に商品やサービスへの興味を持たせられるでしょう。
代表的な手法から次の3つを紹介します。
- フライタークのピラミッド
- ストーリーフォーミュラ
- 神話の法則
印象深いストーリーづくりのために、3つの手法を見てみましょう。
フライタークのピラミッド
アリストテレスの悲劇論をベースにしているのが、ドイツの作家・フライタークによる「フライタークのピラミッド」です。
フライタークは「ドラマは5分割が可能で、それぞれに機能がある」との考え方を提唱しました。
- 序盤
- 上昇
- クライマックス
- 下降
- 破局
演劇で多く見られるのが、このタイプのストーリーです。
この方法で5つにわけると、ストーリーが綺麗にまとまります。
ストーリーフォーミュラ
主にコピーライティングで使われているのが「ストーリーフォーミュラ」です。
ストーリーフォーミュラは聞き手の共感を重視し、そこから成功へとイメージをつなげます。
- 聞き手と似た現状
- 挫折
- きっかけ
- 成功体験
- 成功した理由の分析
- 他者の成功体験
- 後押し
似たような流れの広告を見た経験を持つ人も多いでしょう。
最初に聞き手と似た現状を作って、そこから挫折や失敗の経験へと話をつなげていきます。
そしてネガティブな状況を打破したきっかけから、成功体験へと続くのです。
さらに成功の流れを分析したうえで他者の成功体験で再現性を伝えて、聞き手の行動を促します。
ストーリーフォーミュラは、聞き手にとって共感しやすい流れとなっているのが特徴です。
神話の法則
映画でもよく使われているのが「神話の法則(ヒーローズ・ジャーニー)」です。
神話の法則は12のステップで進みます。
- 日常生活
- 冒険への誘い
- 冒険への拒否
- 賢者との出会い
- 第一関門の突破
- 試練・仲間・的
- 危険な場所への接近
- 最大の試練
- 報酬
- 帰路
- 復活
- 宝を持っての帰還
上記の内容から、過去に見た映画を連想する人も多いでしょう。
「勇者が活躍して敵を倒す」といった映画でよく見られるストーリーです。
マーケティングでも神話の法則が活躍しています。
ストーリーテリングの活用方法
オウンドメディアでは、ファンづくりにストーリーテリングが活用できます。
紹介した手法を参考にして、ぜひ読み手の共感を得るようなストーリーを考えてみましょう。
そのストーリーから、自社や商品、サービスに興味を持ってもらう流れを作成します。
ストーリーテリングは、マーケティングだけでなく、採用にも生かせる方法です。
求職者の共感が得られれば「入社したい」「この企業で働きいてみたい」という思いを持たせられるでしょう。
またストーリーテリングは、サービスや商品のLP(ランディングページ)にも活用できます。
オウンドメディアにストーリーテリングを活用しよう
オウンドメディアを運営しているのなら、ぜひストーリーテリングを活用してみましょう。
読み手の共感を得られるようなストーリーづくりができれば、ファンの獲得に役立ちます。
ただしストーリーを考えるときには、自己満足の物語になってしまわないよう注意が必要です。
自己満足の物語になってしまうと、読み手が共感せず反発を覚える可能性もあります。
そこで客観的に見て、読み手の共感を得られるような内容を考えてみてください。
内容がまとまらないのであれば、ぜひ弊社にもご相談ください。