社員インタビューのインタビュアーは誰が適任なのか?人事?広報?社長?

企業で社員インタビューを実施する際、当然ながら社員の想いを引き出すインタビュアーの存在が必要になります。
しかし、インタビュアーは誰が担当すべきなのでしょうか?
人事担当でしょうか?広報担当でしょうか?
小さい規模の会社なら、社長自身がおこなうケースもあるかもしれません。
結論から言うと、いずれも良い方法とは言えません。
今回の記事では、社員インタビューのインタビュアーとして適任の人材について解説します。
※補足
インタビュアー…インタビューをする人
インタビュイー…インタビューをされる人
社員インタビューのインタビュアーを社内でおこなうデメリット

社員インタビューは、社内でおこなわないことが理想的です。
なぜなら、社内の人間同士では本音を引き出せないからです。
特別に仲が良いのであれば別ですが、そうではない場合だと、本音を伝えてくれません。
とくに社長や人事など、上司であればなおさらです。
仮に社内の人間がインタビュアーをしてしまうと、インタビュイーは「良いことを言おう」と気を遣ってしまいます。
その結果、その人ならではの魅力が出なかったり、本音では思っていないような繕った回答になってしまったりするのです。
反対に、物凄く社員同士が仲良かったとしても、それはそれで問題です。
インタビューであるにも関わらず、雑談に発展しがちで「このあたりは適当に書いておいてよ」なんてケースが発生する恐れがあります。
社員インタビューのインタビュアーは社外の第三者が適任

社員インタビューは、外部の第三者に依頼することをおすすめします。
第三者であれば、普段では同僚や先輩に言えないような本音を話しやすいからです。
実際に、弊社でこれまで担当してきたインタビューでは、
「ここだけの話なんですけど…」
「これは記事にしないでほしいんですけど…」
などの本音を交えてお話してくれる方がほとんどでした。
もちろん、これらの内容を記事にすることはありませんが、ちょっとした本音から「その人の人柄、仕事に対する向き合い方、根本的な考え方」がわかります。
さらに、記事の内容がとても濃くなります。
たとえば
「実は会社に、働き方で改善してほしい部分があるんですよね」
という内容を引き出せたとします。
この場合は、下記のようにインタビュー記事に落とし込みます。
「現在の働き方にはとても満足しています。しかし、個人的には職場環境において、まだまだ改善できる点があると感じます。今後入社される方がより気持ちよく働けるように、私自身がさらに成長し、根本から改善していける存在になりたいです」
これにより、読者は「改善に向けて取り組んでいる」「成長段階の会社なんだな」ということがわかります。
では、このような「実は会社に、働き方で改善してほしい部分がある」といった内容を、上司や同僚のインタビューで引き出せるか?と言われれば、まず社員は伝えてくれないかと思います。
ですから、どんな本音も伝えやすい第三者が適任なのです。
社員インタビューは取材のプロに依頼しましょう

今回紹介したように、社員インタビューは外部のライターへ発注した方が良いです。
取材経験が豊富なライターであれば、さまざまな観点から社員の本音を引き出す技術をもっています。
取材経験の少ない自社の社員でおこなってしまうと、ありきたりな質問ばかりになってしまい、魅力的な記事に仕上がりません。
社員インタビューは自社の魅力を伝える効果的な手段ですから、自社内で完結させようとせずに、プロのライターへ依頼して成果に繋がる記事に仕上げてもらいましょう。
弊社、琴線に触れる株式会社でも社員インタビューをおこなっています。
採用に効果的な、具体的かつ魅力的な社員インタビューを作成しますので、ぜひご相談ください。

名城 政也/Masaya Nashiro
琴線に触れる株式会社 代表取締役