会社が信じている想いを形にする仕事
弊社は、いわゆる「コンサルティング」のような業務はおこなっておりません。
「ライターはその会社の想いを形にする」仕事であると考えているからです。
とはいえ、マーケティング領域にも関わってくる弊社の業務では「どうしたらよいですか?」と相談されることもあります。
もちろん、その場合はできる限りの提案をおこないますが、優先しているのはクライアントの考えです。
今回は、この点についての弊社の考え方についてお伝えします。
まずはクライアントの思考を信じたいのです
前提として、弊社はクライアントの考えを優先したいです。
なぜなら、商品やサービスに対してまったく考えをもたない企業はないからです。
「こうすれば売れるのではないか?」「こうしたら認知を拡大できるのではないか?」
など、企業であれば当然ながら考えていることだと思います。
さらに、その企業はその事業の専門性をもっています。
ですから、そこに対してライターである弊社が「いや、こうした方が良いですよ」と入っていくのは、失礼だと考えます。
Webマーケティングにおける検索需要についてはアドバイスはできますが、それもあくまで「アドバイス」に留まります。
たとえば、クライアントが「こういったターゲットに向けた記事を書きたい、そこに届いてほしい商品(サービス)だから」と希望があった場合に「いや、それじゃあニーズ少ないんで、別のターゲットに切り替えたらどうですか?そっちの方がSEOでも効果的ですよ」と、方向性を無理に変えることはありません。
これは、クライアントの想いや願いを無視していることになるからです。
きっとクライアントの中でも「これではターゲットが限定されるかもしれない。でもそのために作ったものだ。売上もこのやり方が良いかもしれない、でもこの想いは大事にしたい」など、葛藤を繰り返しているはずです。
この葛藤を、第三者である弊社がひっくり返してしまうのは、無礼にあたると考えます。
伴走しながら正解を見つける
クライアントの想いを優先させると前述しましたが、まったく提案をおこなわないわけではありません。
やはり、クライアントの想いだけを優先させて成果につながらないケースもあります。
この場合も「だからAじゃなくてBの方でいきましょうよ」のように、弊社が先導する方法はおこなっていません。
あくまで軸はクライアントにあります。
たとえば
「じゃあこの軸は残しつつ、少しターゲットを広げてアクセスが増えてきたところで絞っていきましょう」
「これだとターゲットが広すぎてしまうので、もう少し絞り込んでみましょう」
「貴社の届けたい人のニーズには、こんなお悩みを持つ方もいるかと思いますよ。だから、その側面から狙ってみるのも良いかもしれないですね」
といった形で、クライアントの考えを軸に戦略を練っていきます。
クライアントが信じているものを私たちも信じる
「クライアントが信じているものを私たちも信じる」というと、綺麗に言い過ぎかもしれません。
単に、自分が何日も、何ヶ月もかけてきたものを、第三者に「それじゃあうまくいかないっすよ」なんて言われたら、ムっとしてしまいますよね。
「何がわかるんだ!こっちは数カ月もああでもない、こうでもないと考えてきたんだ!」と感情的になってしまうかもしれません。
だから、私たちは、そのクライアントの数か月間の考えや想いを形にすることに尽力するのです。
それで成功すれば、クライアントにとって100%の満足につながります。
ただし、正直なところを言えば、それで失敗するケースもあるかもしれません。
しかしながら、考えに考え抜いたものほど、失敗してみなければ納得できないものです。
ただ、信じたものをやり切らずに第三者から「それじゃあダメ」というのは、クライアントからすれば腑に落ちない結論かと思います。
ですから、弊社は伴走していく姿勢なのです。
「これで書いてみてほしい!」
という希望があれば、できる限りその希望に合わせた記事を書きます。
反対に「これで書いてきたけど、なかなか成果が出なくて困ってるんだよ」とお伝えいただければ、弊社からできる限りのアドバイスをおこないます。
ただ、弊社はコンサルティングではありません。
貴社の想いを形に、今の軸をできる限り最大化させるためのパートナーです。
SEOコンサルなどを依頼して「SEO視点というのはわかるけど、自社の伝えたいターゲットや内容とズレてしまっていて……」というお悩みも聞くことがあります。
このような場合には、弊社がお役に立てるかと思いますので、ぜひお気軽にご相談ください。
名城 政也/Masaya Nashiro
琴線に触れる株式会社 代表取締役