マルハラは言い過ぎだが文章の末尾は印象を変える
今回は、弊社というよりも、代表の私自身が普段から癖のように実行していることについてお伝えします。
それは「メールやLINEの末尾を『。』で終わらせない」というものです。
なぜこの部分に気を遣うのか?
について、以下で解説していきます。
文章の末尾で相手に与える印象が変わる
私は、文章の末尾を「。」で終わらせることはほとんどありません。
なぜなら、ドライな印象を与えてしまうからです。
昨今でも、末尾に「。」をつけることで威圧感を与える「マルハラ」という言葉が流行っていますよね。
この言葉に感化されたわけではなく、私は昔から「。」をつけないようにしています。
というのも、私自身が「。」で終わる文章に少しばかりきついイメージをもってしまうからです。
そのため、私は「!」や「~。」といった形の末尾にしています。
末尾で変わる文章の印象
文章の末尾で、文章が与える印象は大きく変わります。
とくにweb上のコミュニケーションが主となっている昨今では、相手の人柄がわからない分、文章のイメージに左右されやすいです。
たとえば、以下の文章を見比べてみてください。
- 明日はよろしくお願いします。
- 明日はよろしくお願いします!
- 明日はよろしくお願いします~。
上記を見比べると、やはり「。」は淡々とした印象に感じます。
一方で「!」は活発なイメージ、「~」はラフなイメージに感じませんか?
もちろん、やり取りする相手との関係性も考慮しますが、私個人としてはドライな印象を与えかねない「。」は、あまり使いません。
ただ、反対に仲の良い人には「。」を使います。
これは、その人の中で僕の声や性格を加味して脳内再生されると思っているからです。
仲の良い友人などが「。」と送ってきても、なんとなく「こんなテンションで言ってるんだろうな」と想像つきますよね。
だから私は、まだ相手との距離が近くない関係ほど、末尾を気にしています。
日常生活から「相手がどう思うか?」を考える癖が記事に活きている
私はメールやLINEなどの文章のやり取りが好きです。
だからこそ、文章の小さな一つの部分で相手にどのような印象を与えるか?を考えてしまいますし、相手の文面に対しても無駄に思考を巡らせてしまいます。
たとえば、グループラインでふざけあっていたとして
「みんなうるせえ。」
と言われたらどうでしょう?
私は「あれ?これって本気で怒ってるのかな?」と不安になってしまいます。
でも「みんなうるせえ!!!!」だったり「みんなうるせぇ~」だったりすれば、相手があくまでツッコミ感覚で言ってくれているのがわかります。
このように、末尾の記号ひとつで相手に与える印象は変わるものです。
そして、この考えは記事にも反映されています。
「~です」よりも「~ですよね」とした方が良い場合もありますし、「~です。」より「~です!」とした方が良い場合もあり、一つひとつに理由があります。
このように、私は日常のやり取りからも記事のヒントを見つけています。
ぜひライターの方も、まったくライターと関係ない方も、少しばかり意識してみてはいかがでしょう。
名城 政也/Masaya Nashiro
琴線に触れる株式会社 代表取締役