音楽活動で得たSEO知識

弊社代表の私は、30歳あたりまで音楽活動をしてきました。

その活動のなかでも「ブログ」に注力してきた過去があります。

正直なところ、当時はSEOを気にしていなかったのですが、よくよく考えてみると当時から実践していたように思います。

今回は、そんな音楽活動時代に意識していたポイントについてお伝えしていきます。

ターゲットを明確にして発信

私が音楽活動時代のブログで、まず考えていたのが「どんな人に対してどんな記事を書くか?」でした。

いわゆる「ペルソナ設計」です。

私の場合は、下記のように考えていました。

  • 自分の音楽ジャンルはどんな人が好きなのだろうか?
  • 自分のアーティストとしての雰囲気はどんな人が好きなのだろうか?
  • 自分の音楽ジャンルを聞く人は、普段どんなアーティストを聞いているのだろうか?

ここから、ブログで発信する内容を掘り下げていきます。

自分の音楽ジャンルはどんな人が好きなのだろうか?

まず、自分の音楽ジャンルが好きになりそうな人に向けた内容に絞ります。

当時、私は弾き語りをやっていましたから、ハードロック好きの人に見てもらっても集客に繋がらないと考えたからです。

そこで、同じような弾き語りアーティストをイメージします。

「あいみょん」「山崎まさよし」「吉田拓郎」などなど…。

そのなかから、さらに自分に近い存在を見つけていき、ブログの内容を精査します。

たとえば、以下のような形です。

  • あいみょん…現代っぽい歌詞とラフな雰囲気
  • 山崎まさよし…ギター好き・優しい歌詞と優しい歌声
  • 吉田拓郎…力強いメッセージと昭和の雰囲気

これであれば、当時の私はあいみょんや吉田拓郎に近いかな?と思っていたので、歌詞に注力しました。

そこで、ブログの最後に必ず自身の作詞した歌詞を載せるようにしたのです。

すると、歌詞を見た方から「良い歌詞ですね」といった反応をいただけるようになりました。

自分のアーティストとしての雰囲気はどんな人が好きなのだろうか?

「自分のアーティストとしての雰囲気はどんな人が好きなのだろうか?」といった点においては、曲調などではなく、あくまで雰囲気です。

「あ、この人なんとなく見てみたい」と思ってもらえるように、雰囲気に共感をしてもらえる人にブログを見てもらおうと考えたのです。

そこで、まずは自分の棚卸をします。

  • 弾き語りだが、「ゆず」のようないわゆる弾き語りアーティストではない
  • 弾き語りにしては珍しいタトゥーが入っている
  • 衣装なども割と凝っている

ここから、「おしゃれ好き」「個性派」を好む人にブログを見てもらおうと考えました。

写真:当時の代表

そこで、ブログに、おしゃれの話や今日のファッションなどを載せるようにしました。

集客にはつながらなかったものの、おしゃれ好きな人からの反応はまぁまぁあったように思います。

自分の音楽ジャンルを聞く人は、普段どんなアーティストを聞いているのだろうか?

「自分の音楽ジャンルを聞く人は、普段どんなアーティストを聞いているのだろうか?」については、まさに昔ながらのSEOを実践していました。

つまり、ブログの中にアーティスト名を入れていくといった方法です。

たとえば、私の場合はBUMP OF CHICKENが好きだったこともあり、同じようにBUMPOFCHICKENが好きな人に届けば、集客に繋がるのではないか?と考えました。

ですから、記事の中に「BUMP OF CHICKENの曲でこんなのがあります」だったり、記事の下部に「今日のBGM 〇〇/BUMP OF CHICKEN」と書いたり、「BUMP OF CHICKEN」というワードで検索に引っかかるようにしたのです。

とくに、当時私がメインで使っていたアメブロではブログ検索機能があるので、この方法は効果的だと考えました。

そのため、できるだけ毎日「今日のBGM」として紹介するアーティスト名を変えて投稿していました。

気づいたら培われていたSEO

今回紹介した方法は、もう10年以上も前に実践していたものです。

ですから、現代のSEOというところでは、あまり効果は得られないかもしれません。

ただ、この経験が、現在のSEOライティングに生かされていることは確かです。

「ペルソナ設定」「ターゲット設計」については、この経験があったからこそ生まれたものであり、現在でも必要不可欠な考え方です。

よく「SEOの知識はどこで学んだの?」「ペルソナどうやって作ってるの?」と聞かれることもありますが、私の場合はこのような実践的なところから生まれています。

これは、音楽活動をしてきたからこその賜物かなと思っています。

名城 政也/Masaya Nashiro

琴線に触れる株式会社 代表取締役