ライター評価シートの導入
弊社では、数名のライターに仕事を依頼しています。
ただし、やはりその人によって質のバラつきはどうしても生じてしまうものです。
こればかりはどうしよもないか……と悩んでいましたが、最近では評価シートを導入するようにしました。
今回は、この導入シートの内容や活用方法についてお伝えします。
評価シート導入のきっかけ
前述したように、依頼しているライターさんによって質のバラつきがあり、どうにか改善できないものかと悩んでいました。
ただ、大きな問題として、弊社のライティングは、単にテクニックを伝えるだけではなく、考え方から共有しなければなりません。
そうなると、とにかく時間をかけて覚えてもらうしかありません。
とはいえ、教育に十分に時間を使えるか?と言われれば、そこまでの時間の余裕はありませんでした。
そこで、テクニックだけではなく考え方まで共有するために、評価シートを導入したのです。
ライター評価シートの項目
評価シートは、下記の項目を作成して、ライターさんに入力してもらいます。
- 記事の質は上がったか?
- 「上がった」と回答した場合、どのように変わったのか教えてください
- 「上がっていない」と回答した場合、どのような原因があるか教えてください
- 次月からどのようなことを心がけますか?
- 記事制作のスピードは上がりましたか?
- 「上がった」と回答した場合、どの位変わりましたか?
- 「上がっていない」と回答した場合、どのような原因があるか教えてください
- 次月からどのようなことを心がけますか?
- 弊社のバリューのなかで実践したこと・意識していることはありますか?
- 「ある」と回答した場合、具体的な考え方や行動について教えてください
- 「いいえ」と回答した場合、今後どのバリューを意識して取り組みたいですか?
- 何か新しい提案はできましたか?
- 今後何か積極的に提案していきたいですか?
- 何か仕事のなかでやりにくく感じた部分はありますか?
- 現在、何か相談したいことはありますか?
- 来月達成したい目標や行動はありますか?
- 先月決めた目標に対して意識した部分や達成できた部分はありますか?
これらをすべて月末に入力してもらい、月初の仕事の際にこのシートを基にミーティングを行います。
これにより、今後の改善点が見え、考え方も伝わり、さらには現在の不満や悩みを解決できます。
ライター評価シートの導入はインナーブランディングにもなる
ライター評価シートの導入は、単に記事の質を高めるだけではなく、インナーブランディングの側面もあります。
これを通して、私の想いを伝えたり、会社のVMVを伝えたりすることで、同じ意識をもって仕事に取り組んでもらえると思いました。
幸い、弊社はまだ人数の少ない会社ですから、私が一人ひとりとミーティングの時間をとれます。
今のうちから始めるインナーブランディングとしては、最適な一歩だと思います。
もちろん、記事の質という点については、これをやったからといって爆発的に伸びるわけではありません。
しかし、ライター評価シートを導入してから「考え方からそもそも違うんだよ」といったような指摘は減ったように思います。
今後も一定の品質を保つために、あらゆる施策を考えていきたいと思います。
名城 政也/Masaya Nashiro
琴線に触れる株式会社 代表取締役